こんにちは。堺市北区の歯医者、もり歯科医院です。
「フレイル」という言葉をご存じですか？加齢に伴い気力や体力など心身の活力が低下した状態を「フレイル」と言います。健康と要介護状態の間のような状態で放置すると健康を損なうおそれがあります。
歯や口の状態の悪化（口腔機能の低下、オーラルフレイル）は「フレイル」を引き起こす原因になりやすいことが分かっています。オーラルフレイルは、老化に伴う様々な口腔の状態（歯数・口腔衛生・口腔機能など）の変化に、口腔健康への関心の低下や心身の予備能力低下も重なり、口腔の脆弱性が増加し、食べる機能障害へ陥り、さらにはフレイルに影響を与え、心身の機能低下にまで繋がる一連の現象及び過程と定義されています。オーラルフレイルにおける口のささいなトラブルは、そのまま放置していると身体的フレイルやサルコペニア、要介護状態、死亡の発生に関連することから、早期に発見し診断（口腔機能低下症）につなげること、機能が低下する前に予防的な取り組みを行うことが推奨されます。
＜お口のささいなトラブルとは？＞
次に当てはまるものはありますか？
◦むせる、食べこぼす
◦食欲がない、少ししか食べられない
◦柔らかいものを好んで食べるようになる
◦滑舌が悪くなる
◦口が乾き、ニオイが気になる
◦自分の歯が少ない、あごの力が弱い
ひとつひとつは些細なことでも積み重なると、栄養状態が悪化したり心身の機能が低下したりする可能性があります。
しかしオーラルフレイルは早期に発見し、適切な対策を行うことで口の機能の低下を緩やかにしたり失われた機能を回復したりすることができます。
＜オーラルフレイル予防＞
- 日ごろから口や歯のケアをし、食後は歯磨きをする ※歯磨きの仕方はこちら
- 定期的な歯科検診を受ける
- 噛み応えのある食事をする、しっかりよく噛む
- 舌やお口周りの筋肉を鍛える体操をする（パタカラ体操→それぞれの言葉を口をしっかり開けて発音する）
- 唇を中心とした口の体操（唇をすぼめる⇔イーと横に開く）
- あいうべ体操
「あ」お口を縦に大きく開きます。口が楕円形になるくらい。
「い」口の両端を大きく左右に開きましょう。
「う」唇を尖らせてぐうと前に突き出します。
「べ」舌が顎先につくくらいのイメージで大きく出します。
などです。
日本歯科医師会のホームページにもお口の体操が紹介されていますので是非参考にしてください。
ご相談、ご不明な点等ございましたら堺市北区の歯医者、もり歯科医院072-251-3010までご相談ください。
もり歯科医院
堺市北区北長尾町６－４－１
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