こんにちは。堺市北区の歯医者、もり歯科医院です。

子育て中の方でお子さんがテレビを見ている時、ゲームをしている時などにお口がポカーンと開いていることはありませんか?口が閉じていると周辺の筋肉に力が入り、前歯を適切な力で押すことで、前歯は正しい角度を保つことが出来ます。ところがお口がポカーンをいつも開いてしまっていると、前歯が前方に傾いて出っ歯になる可能性があります。また鼻づまりで口呼吸になることで口が開いてしまうことで歯並びが悪くなってしまうことがあります。

口を閉じる力が弱く、口が開いたままの状態になることを「口唇閉鎖不全症」と言います。

 

<お口ポカーンがもたらす悪影響>

◦口で呼吸することでウイルスや細菌を直接吸い込んでしまうので、風邪や感染症にかかりやすくなる

◦口の中が乾燥するので、虫歯や歯周病、口臭の原因になることがある

◦出っ歯や受け口、開咬などの歯並びが悪くなる可能性がある

◦口で呼吸すると、顎を前に突き出す姿勢になりやすく、猫背になる可能性がある

 

<リットレメーター>

もり歯科医院ではくちびるの閉じる力を計測する器具(リットレメーター)があります。その器具のマウスピースをくちびるでくわえた状態でそれを水平方向にゆっくり引っ張り、くちびるからマウスピースが外れそうになった時の値が口輪筋の引っ張り強さ値になります。この強さを測定し数値化することが出来ます。もり歯科医院で使用している器具は最大で2.0㎏まで測定が可能です。理想値は2.0㎏前後で、少なくとも1.4~1.6㎏以上の値が目安になりその数値以下になると口輪筋の閉じる力が弱いと判断出来ます。

リットレメーター

<口輪筋のトレーニング>

口輪筋は筋肉なので、トレーニングをすることで鍛えることが出来ます。

◦りっぷるとれーなー

口輪筋を中心とした表情筋を鍛えるためのトレーニング器具です。誤飲防止ストッパー

がついていて小さいお子様でも安心して使用することが出来ます。奥歯を軽くかみ合わせ、りっぷるとれーなーを上下のくちびるではさみ器具が口から出ないようにしながら色んな方向に引っ張ることでトレーニングを行います。

◦あいうべ体操

何度かこちらでも紹介していますが口を効率的に動かすことができるので筋肉にトレーニングになります。

あいうべ体操はこちら

 

◦風船を膨らます

現代の子供たちの中には風船を膨らますことが出来ない子供たちが増えているそうです。風船を膨らますことで口の周りの筋肉のトレーニングになります。まだ風船を膨らませることが出来ない低月齢のお子様は笛を吹いたり、シャボン玉を膨らませるのもトレーニングになります。

 

お口がポカーン(口唇閉鎖不全症)はお子様の将来的な歯並びや健康状態に悪影響を及ぼす可能性があります。早期に発見し対処することが出来ますので、気になることがありましたら一度ご相談下さい。

何かご不明点、お困りのことがあれば堺市北区の歯医者、もり歯科医院072-251-3010までご相談ください。

もり歯科医院
(堺市駅)
堺市北区北長尾町6-4-1
072-251-3010