こんにちは、堺市北区もり歯科医院の歯科衛生士Yです!

みなさん、誤嚥性肺炎という言葉ご存知でしょうか?
誤嚥性肺炎とはお口の中の食物や唾液、胃液などが気管に入ってしまい気管・気管支・肺に炎症が起こることをいいます。

健常な人であればむせ込んで出すことができますが、高齢者の方は加齢によりむせ込む力が弱くなり、また飲み込む力も低下していると水や食物など容易に気管に入ってしまいます。

体力・免疫能力の低下した高齢者ではこれはかなり致命的な事態です。
肺炎は日本人の死因第3位です。肺炎で亡くなる65歳以上の高齢者のうち、95%以上が誤嚥性肺炎とされています。

この誤嚥性肺炎、ご家庭で対策ができます!
それは口腔ケアです!!

口腔ケアは原則として食後に行うのが基本ですが、食前に口腔ケアを行って、口腔内の細菌数を減らすことで誤嚥性肺炎を予防することができます。
口腔ケアは、お口の歯や粘膜、舌などの汚れを取り除くだけでなく、口腔ケアを行う際の歯ブラシやスポンジブラシなどの刺激が口腔機能の維持・回復にも役立ちます!

また、胃ろうなどチューブから栄養を注入していて、口から食事をとられていない方も要注意です!
実は、このような方はお口を使うことが減り、唾液の減少がみられ、お口の中は乾燥しがちになり細菌だらけになっています。この細菌だらけの唾液を誤嚥すれば誤嚥性肺炎になってしまうリスクが高くなります。

まずは皆さんができる範囲で良いので口腔ケアにチャレンジしてみましょう!

もり歯科医院では訪問診療も行っていますので、気になる方はお気軽にご相談ください♪

もり歯科医院

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